筆跡鑑定 (名古屋 探偵コラム)

投稿者: | 2016 年 5 月 11 日

サスペンスドラマで「遺書を筆跡鑑定した結果本人のものと一致し…」なんて言葉を
聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?サスペンスドラマではよく遺書の
鑑定などで筆跡鑑定が登場しますが、もちろん筆跡鑑定の用途は遺書の判別だけ
ではありません。なんだか非日常的なイメージを持たれがちな筆跡鑑定ですが、実は
様々な場面でとても重要な役割を担うのです。

よくあるパターンが、遺言書です。遺産相続で揉める、いわゆる相続問題はよくあるの
ですが、中でもポイントとなるのが遺言書の存在です。遺言書に書かれている相続内容が
偏りのあるものであったり、逆に公平すぎて「私はあんなに面倒を見たのに!」と納得でき
ない人が出たりと、遺言書の存在は相続において何かと火種となりやすいもの。そして、
その遺言書で重要となってくるのが、本人が書いたものかどうかという点です。

遺言書には、大きく分けて二種類の書き方があります。簡単に言えば「自分で書く」か、
「公的機関で書いてもらう」かです。公的機関である公証役場で公証人に書いてもらう
『公正証書遺言』であれば、自筆でなくとも法的効力のある遺言書であると認められます。
一方、自分で書く『自筆証書遺言』の場合は、公証人などの証人の必要はありませんが、
パソコンやワープロ、第三者による代筆は認められず、必ず自筆しなければなりません。
つまり、自筆証書遺言の場合は本人が書いたという公的な証明がありませんので、偽物の
可能性もあるということです。そうなると、「こんな遺言納得できない!偽物だ!」と揉めてし
まう事があるのですが、そんな時に決め手となるのが筆跡鑑定なのです。

人の字には実に様々な癖があります。過去にその人が書いた文字からその癖を判別して
比較することで、第三者がたとえ似せて書こうとしても見抜くことが可能なのが筆跡鑑定な
のです。そんな筆跡鑑定、実は探偵事務所でも鑑定することが可能です。探偵事務所で
筆跡鑑定というと意外に思われるかもしれませんが、確実な証拠の一つとして筆跡鑑定は
探偵事務所や興信所にとっても非常に重要なものなのです。相続問題以外にも、誹謗中傷
文や怪文書などによるいじめやいやがらせの解決にも筆跡鑑定は非常に効果的です。
名古屋をはじめ、愛知、岐阜、三重で相続問題や怪文書などによるいじめ、いやがらせに
お悩みの方は、是非一度セイワリサーチにご相談ください。

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