財産分与の相場

投稿者: | 2009 年 8 月 10 日


財産分与の相場

離婚の約9割を占める協議離婚では、プライベートに決まる為、慰謝料や財産分与がどのように決められ、いくらなのか具体的には明かされていないが、慰謝料と財産分与をまとめて請求することが多く、家庭裁判所で取り扱われる離婚案件の統計「司法統計年報」でも合計額しか出ていない。

■ 財産分与の相場 (司法統計年報)

慰謝料額割合 (%)

100万円以内 25.4%

200万円以内 15.8%

400万円以内 18.1%

600万円以内 8.8%

1000万円以内 9.1%

2000万円以内 6.1%

2000万円以上 3.1%

総額が決まらない  13.6%

慰謝料と財産分与は別のもの

財産分与は慰謝料とは別のものですから、慰謝料を支払う側であっても、財産分与を請求できます。財産分与と慰謝料を場合によってはトータルで請求することもでき、トラブルが生じることもありますので、必ず慰謝料と財産分与の取り決めを明確にして、公正証書や調停証書に明記しておきましょう。

支払い方法

慰謝料と財産分与の支払方法は「一括」と「分割」の2種類あるが、「一括」での支払方法をお勧めします。 

なぜ一括支払いがよいか?
慰謝料や財産分与を「分割支払い」で約束しても、離婚後に約束が破られ、支払いがなくなる事例が多いからです。また、離婚をした後は相手との一切を断ち切りたいと考える人も多く、「一括支払い」であれば、離婚後の接点がなくなるメリットもあります。 

不動産
不動産は金銭やその他の動産に比べ、ローンや税金の問題、全部を譲渡しては金額的バランスが取れない、土地の分割も現実的ではない等、色々と面倒なことがあります。不動産の場合は、名義を夫婦のどちらか一方にして、その評価額を見積り、不動産を取ったものがその差額を支払う方法がよくとられています。

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