離婚の理由について

■離婚の申立てに関する動機のランキング
男性と女性では離婚の動機もだいぶ違います。ランキングは以下の通りです。
夫の申立て
1 性格があわない
2 不倫・不貞(異性関係)
3 浪費する
4 異常性格
5 性的不満
6 酒癖が悪い
7 暴力をふるう
妻の申立て
1 性格があわない
2 暴力をふるう
3 不倫・不貞(異性関係)
4 浪費する
5 性的不満
6 酒癖が悪い
7 異常性格

離婚件数

■約2秒間で1組の夫婦が離婚
厚生労働省の調べによると、2002年度の夫婦の離婚件数は約29万2,000組という結果がでております。単純に計算すると約2秒間で1組の夫婦が離婚している結果になります。
これは結婚した夫婦の1/3以上が離婚しているという結果になります。この数字は法律上の離婚を行った夫婦の件数ですから、別居などの事実上は離婚状態にある夫婦を含めると、さらに増加します。
もはや離婚は特殊なケースではなくなっていることは間違いありません。離婚の増加原因は、離婚が悪い事だという意識が無くなり、これまでの考え方に縛られない若い世代の婚姻・離婚の増加が一つの原因として考えられます。
また、最近では熟年者の離婚も急増しており、子供が成人に達し、夫が定年退職したことを契機に離婚をする熟年離婚の増加も影響しています。
こうしたことから、従来に比べて離婚に対する意識の変化と、離婚を負担に思う人が減ってきたことが原因として考えられるのではないでしょうか。